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◆第31回ムーンライトチャンピオンカップ(G1ナイター、鈴木5日・2日目、宏和獲伊勢崎オートレース場)
開催2日目は、初のジュニチ第2Rで3車がもつれ合う大きな落車アクシデントの影響で、タイトルそろそろいでオートG1ムーンライトCC走路が破損してしまい、へ本第3R以降の競走がすべて中止に。当に
多くの選手が走ることなく、欲しす伊開催3日目を迎えることになったが、勢崎今シリーズこそ、鈴木今回こそ鈴木宏和の初タイトル制覇を見ることができるかもしれない。宏和獲
2013年に32期生としてデビューして以来、初のジュニチ何度も何度もグレードレースV戦にエントリーしたが、タイトルそろそろいでオートG1ムーンライトCC近くて遠い、へ本届きそうで届かないタイトル獲得。当に
「ホントにね、欲しす伊もうそろそろタイトルが欲しいです。SGじゃなくても、G1でも、G2でも、どの場でもいいので、とにかく記念レースを獲りたいです(しみじみと)。勝てそうで勝てない。獲れそうで獲れないんですが、本当にそろそろ欲しいです(さらにしみじみと)」
鈴木にはあまりに大きな絶対的なウルトラ武器がある。業界最速(ここは断言します)のスタートである。
あの青山周平も、佐藤摩弥も「彼が完璧に切ったら、トップスタートは行けません」と言わしめるほど、鈴木のダッシュは果てしなく速い。
が、最強アイテムと同等の難点を抱え続けている。
そう、マシンの跳ねである。
「これはもう、自分の体型(超小柄)だったり、乗り方の影響なんだと思います。全く跳ねない時なんて、ほぼありませんからね。自分はいつも多かれ、少なかれ、マシンの跳ねに悩み続けています。いろいろと対策と改善は繰り返して、最近になってやっと跳ねる症状を少しだけですが解消できるセットがわかってきました。跳ねさえなければ、きっと獲れる。本当にドドドがなければ、タイトルはいつか必ず獲れるはずなんですけれどね!」
業界で最も背が低い部類で、極端に体が軽い。だから、加速がえぐい。超抜群のスタート&ダッシュは、ミニボディがゆえの大産物なのだが、小さいフォルムの影響で他のレーサーよりも過度に跳ねが来てしまう悩ましいプロブレムも同時に抱えている。
「他の選手が乗っても跳ねない車でも、たぶん自分が乗ると確実に跳ねちゃいます。跳ねって、本当にやっかいです。人をさばく時にコーナーで車が暴れてしまうと、もうどうにもなりませんからね。例えば永井大介選手は、とにかくコーナーでの車の向きの変え方があり得ないぐらい速いです。永井さんの後ろを走っていると、もうやばいぐらいにキュっと車の向きを変えて、あっという間にカーブを抜けていくんです。自分もそんな走りができたらいいなと何度も思っていますが、跳ねがあるとあんな動きは絶対にできませんから…」
天下の永井の芸当までとはいかなくても、せめてホップせずに走ることさえできれば、もっと速く駆け抜けることができる。もっと早くビッグタイトルに近づける。
記念ホルダーとなるために、跳ね対策はもはや避けることはできぬ永遠の命題である。
「だから、何とか優勝戦に乗ることができた時は、もうできるだけ跳ねが来ないことを願うばかりなんです。ああ、跳ねがなければなあ…。なければ行けるのになあ…。ただ、最近は以前と比べると、本当にマシになってはいるんです。今回こそ優勝? はい、もちろんそのつもりで戦ってはいます! もう、本当に早く勝ちたいですって(懇願を込めまくって)」
なかなか届かないからこそ、難産に難産を重ねたからこそ、やっと勲章を産み落とした時の喜びは果てしない。
もう、何度も優勝原稿を書く用意はしました。
今度こそ、勝ってください。
鈴木宏和、涙の初タイトル!って、今度こそ書く気マンマンなので、その時はちゃんと号泣してくださいね。
(淡路 哲雄)
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